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許すしかない謝罪のお作法とは?豊洲読書会【豊洲マガジン】
- 2013/12/4
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許すしかない謝罪のお作法とは?
こんにちは。
豊洲在住、一般社団法人ビジネス速読協会の内田ひろみです。
食べ物の不正表記問題が話題になりましたね。
最初の阪神ホテルの会見時には、公表した内容が二転三転して、聞いている私たちは、ますます不信感を増してしまったことは記憶に新しいですね。
「失敗を小さく見せる、過小報告する」のは、かえってリスクが大きくなります。
失敗したら隠そうとする。
ミスをしたら過小報告しようとする、都合の悪いことはごまかそうとする・・・。
その根底にあるのは、「何とか謝らせずに済ませようとする」という心理です。
「過小報告をしている」、「ごまかそうとしてる」「反省してないだろう」と思われて、余計に状況を悪くして、「信用を失う」取り返しのつかない問題に発展してしまいます。
ですから、失敗は包み隠さず、正直に報告して謝る。
それが誠実さです。
それでも、「謝って許して貰える」とは限りません。
でも、「許して貰える謝り方」をしたいですね。
そこで、メンタリズムの出番です!!
一瞬でYESを引き出す 心理戦略。
著 :メンタリスト DaiGo
思い切って、人と逆の行動をとってみてください。
逆の行動とは、過小報告ではなく過大報告のこと。
つまり、大抵の人が失敗を「小さく見せる」ところを、あなたは「わざと大きく見せる」、大抵の人が「謝りたくない」ところを、あなたは「大げさに謝る」ということです。
人というのは、感情の基準を持っています。
無意識に、相手に「ここまでは謝って欲しい」という基準ライン(=相手が考えている過失レベルのレベル)が存在します。
その基準に達するまで、謝ってもらおうと謝罪をさせようとして怒り続けます。
謝るときは、多少演技をしても大げさに謝る!そして、常に相手の基準を上回ること!
相手の基準を常に上回る謝り方をしたほうが、怒りが収まる度合いが格段にUPします。
例えば、先方のオフィスにお詫びに伺うとしましょう。
30分かかるところ、
その1 「スグに謝罪に伺います」と言って、30分後に着く。
その2 「いますぐお詫びに伺います。あと30分で伺います」と言って、30分後に着く。
その3 「いますぐお伺いいたします。1時間でつきます」と言って、30分後、会社の近くで「もうすぐ着きます」と電話をする。
当然、1時間で来ると思っていたのに、30分で着いたら、「あれ、早かったね」となります。
そこで、一瞬、「怒りや感情の思考がとめる」効果が生まれます。
その他、「メール→電話→対面」での3セットでの謝罪法、「電話での謝罪は、ゼスチャーつきで!」「空間を移動する方法」などが本の中で紹介されています。
「メンタリズム」とは、行動や態度、言葉などから相手の心理を読むとき、思うままに誘導する技術のことです。
これは、「誤り方」だけのことではありません。
日常の生活全てに言えるな~と思います。
人間は、自分の基準に照らして「これくらい当たり前」「やってくれるだろう」と思って無意識(ここがポイント)に判断基準を決めています。
価値観とも言えるでしょう。
相手がどのような「考え」を持っているのか?をよく「観察」することが、一番の大切なことです。
ただ、闇雲に見えても,相手を理解したことにはなりません。
観察するポイントも簡単に説明してありますので、参考にしてくださいね。
いつもお話していますが、1つ行動を始めてくださいね。
では、また来週。
追伸1:「謝罪の王様」の映画は、とても面白かったのですが、ここでも主役の阿部サダヲ扮する「黒島譲」は、想像以上の謝罪を繰り広げていました。
猿まねだと、相手にバレてしまいますが、信じられないくらい「まじめ」にすると相手が許してくれますね。
追伸2: DaiGoは、毎日平均10冊の本を読むと紹介されています。メンタリズムのタネがあるとすれば、「読書から得た知識」、とも言っています。
これから、パフォーマンスを封印して、次のステージに進むと決意しているようなので、楽しみにしています。
内田ひろみ
NLPトレーナー・研修講師
一般社団法人ビジネス速読協会代表理事
人の成長を組織の成長へと直結させるべく、NLPやLABプロファイルと言った 心理学/コミュニケーション手法を取り入れたセミナー・研修を実施。全ての人は、自分自身の中に必要なリソース(資質)を持っています。しかしながら、多くの人はそのリソースに気がつきません。ご自身の能力を高める方法(スキル、テクニック)をお伝えし、自分らしい生き方をする方をサポートしています。最近ではビジネス速読を広め、一人でも多くの方が 読書を通じて豊かな人生を送る1歩を後押ししています。
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