思いがけないこと発見するための読書術【豊洲マガジン】

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もっとも面白い読書法

 
こんにちは。豊洲在住、一般社団法人ビジネス速読協会の内田ひろみです。今週は、30年に渡り読み継がれている『思考の整理学』の著者であり、知の巨匠と呼ばれている、外山滋比古氏の読書術の本をご紹介します。
 
乱読
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本:乱読のセレディピティ
著:外山 滋比古 氏
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ひとの意見によることもなく、自分の判断で本を選び、自分のカネで買う。買った以上、読む義務のようなものが生じやすいが、読んでみて、これはいけない、と思ったら、読みかけでもさっさと放り出す。いやな本を読んで得るところは少ない。(P18)
 
多くの人は、本を手に取ったら最後まで、丁寧に読まなければならないという、脅迫観念があるのではないでしょうか? 買ったまま、放置してある本や、積み上げられた本、読もうと思って読み始めていたのに、気がついたら寝ていた……という自分の行動に、腹が立ったり、自分自身に嫌気がさしている人もいるかもしれません。
 
著者は、この世の中、本の出版が多すぎると嘆いています。面白そうな本を見つけるには、木によって魚を求めるに近いとお話されています。本当に面白い本を求めるのは、難しいのです。ですから、もっとも面白い読書法は、軽い好奇心につられて読む、乱読であるというのです。
 
無理矢理、自分を納得させて本を読んでも、自分自身の知恵としては、何も身に付かないのです。
 
ことばや文章の意味をとるのは、声を出して読めるのとは、全く違う事である(P37)
 
日本語では、音読できても意味のわからないことは沢山あります。極端な話、僧侶の唱える読経は、ほとんど意味もわからずに声だけだしているのだが、意味など多くの人はわかりません。(著者である外山氏がおっしゃっていること)だけれども、わからないからこそ、お経は、何となくありがたい気持ちにもなったりするのです。
 
読み方には、アルファー読みとベーター読みある(P71)
 
アルファー読みとは、既に読む前からあらかじめ知識をもっている時の読み方であり、ベーター読みとは、内容、意味がわからない文章の読み方のことです。アルファー読みは、基本的な読み方ですが、これだけではモノが読めるようにはなりません。知らないことが書いてあったら、本を読む事ができないからです。ベーター読みには、知能が必要です。しかし、ベーター読みの能力を身につければ、科学の本も、哲学も、宗教的な本も知的好奇心を刺激されながら読み進めることができるのです。
 
乱読とは、速読である、そこから生まれるセレンディピティ
 
昔は、本が貴重で少なかったのですから、精読がもてはやされていたのでしょう。しかし、現代は、本があふれかえっているのに、読む時間が少ないのです。それでは、いつまでたっても自らの好奇心を満たすことはできません。
 
「セレンディピティ」とは、探しているものではない、思いがけないことを発見する能力です。いつも同じ意味のわかる本や同じ領域の本ばかり読んでいたのでは、出会うことはできないでしょう。何かと何かを結びつけたとき、遠くから眺めてきたとき、いつもとは、全く違うやり方を試した時に、セレンディピティが沢山生まれてくるのではないでしょうか。
 
風のように早く読んでも、得るもの大きいのです。
 
追伸1: 来月のBizSou読書会は、6月10日(火)19時からとなります。
詳細は、こちらをごらんください。
https://www.facebook.com/events/245214509000010/?ref_dashboard_filter=upcoming

 

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内田ひろみ

NLPトレーナー・研修講師

一般社団法人ビジネス速読協会代表理事

人の成長を組織の成長へと直結させるべく、NLPやLABプロファイルと言った 心理学/コミュニケーション手法を取り入れたセミナー・研修を実施。全ての人は、自分自身の中に必要なリソース(資質)を持っています。しかしながら、多くの人はそのリソースに気がつきません。ご自身の能力を高める方法(スキル、テクニック)をお伝えし、自分らしい生き方をする方をサポートしています。最近ではビジネス速読を広め、一人でも多くの方が 読書を通じて豊かな人生を送る1歩を後押ししています。

ブログへのコメント&いいね!もお待ちしております。

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投稿者プロフィール

2013年4月にオープンした住宅展示場。緑豊かな町並みと潮風を感じながら見学できる最先端のモデルハウスを展示。おでかけ情報発信ブログ『豊洲マガジン』を配信中。

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