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今汝(なんじ)画(かぎ)れり。【豊洲マガジン】
- 2014/3/19
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論語に学ぶ
こんにちは。
豊洲在住、一般社団法人ビジネス速読協会の内田ひろみです。
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本:図解論語 ~正直者がバカをみない生き方
監修:齋藤 孝 氏
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今、おまえは自分で自分の限界をあらかじめ設置して、やらない言い訳をしているのだ。
~今汝(なんじ)画(かぎ)れり。~
孔子の弟子の再求が言いました。「先生のおっしゃる道は、わかりますが、なかなか思うように実践できません」すると、孔子は、「ちゃんとやりきろうとする人間は、途中で倒れるくらいまでやるのだよ。おまえは倒れるほどやってないじゃないか。自分のことを、おまえは今、限定してしまった」つまり、自分のできる範囲はこの程度だと、一見謙遜しているようですが、それは、単に自分を守りに入れて大事にしているだけ……なのです。
さて、みなさんは「論語」をお読みになったことがありますか? 著者の齋藤先生は、高校生の夏休みの宿題が「論語」だったとお話されていますが、私は、読むと良いだろうな~と思いつつ、読む手が止る状態が何年も続いていました。
今汝(なんじ)画(かぎ)れり→と書かれていても、「画→がき」と私には読むことができません……。しかも、文字も小さかったりします。2500年も昔の中国の文章なのですから、書き下し文でも難しいですし、読み通すにも根性が必要です。
論語には、いいことが書いてありそう……でも難しい……とおもう人にお勧めしたい1冊です。「論語」と「図解」というのも、理解する助けになりますよ!
さて、冒頭の1文に戻ります。私には「難しい」と思って、本を読まない、というのも自分の限界を自分で決めているということですよね。「私には、学歴がないから」、「もう、年だから」、「もう、時間がないから……」「もう、体が疲れている」「言い訳ってどうして、こう簡単に口をついてでてくるのでしょうか。
正しいチャレンジをしなければ、「ずっと無理なんです」
だまされたと思って、やってみると、突破できることがあります。そういう意味で「自分で限界を設定しない」、とにかくやってみることが大事ですね。
先生には、次の4つのことが決してなかった。自分の私意で勝手にやる<意>がなく、なんでもあらかじめ決めたとおりにやろうとする<必>がなく、一つのことに固執する<固>がなく、利己的になって我を張る<我>がない。
~子、四を絶つ。意なし。必なし。固なし。我なし。~
個人の心持ちが頑なことを、孔子は嫌いました。融通がきかない人はダメ。自分自身の決めつけで、狭い殻の中に閉じこもり、人の意見を耳に入れるタイプは批判の対象になっていたようです。
20代ならいざ知らず、40代、50代と年を重ねても、「なるほど」「そうだった」「○○さんの考えの方がいいね」と素直に言える人って素敵ですよね。
そして、また自然に「受け止める」からこそ、「間違いを必ずただしてくれる人がいるというのも幸せ」なことです。
この本の中に1割ずつ変えていくという文があります。いくら、老舗のお菓子屋さんでも300年以上前から、全く味を変えていなければ、今の私たちには、「美味しい」とは感じられないと思います。「正しいことなど、なに一つない」と思いながら、思考錯誤しながら少しずつ変えていく。この繰り替えしなんでしょうね。
そして、そこには物事にひたむきに向き合う「素直さ」が人の成長には一番なんだと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。
追伸1:次回の読書会は、4月15日(火)19:00から人形町で行います。気楽に本を一緒に楽しみませんか?
内田ひろみ
NLPトレーナー・研修講師
一般社団法人ビジネス速読協会代表理事
人の成長を組織の成長へと直結させるべく、NLPやLABプロファイルと言った 心理学/コミュニケーション手法を取り入れたセミナー・研修を実施。全ての人は、自分自身の中に必要なリソース(資質)を持っています。しかしながら、多くの人はそのリソースに気がつきません。ご自身の能力を高める方法(スキル、テクニック)をお伝えし、自分らしい生き方をする方をサポートしています。最近ではビジネス速読を広め、一人でも多くの方が 読書を通じて豊かな人生を送る1歩を後押ししています。
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