片付け上手な子どもにするコツ【豊洲マガジン】
- 2015/3/17
- インテリアコラム
片付け上手な子どもにするコツ
こんにちは。整理収納アドバイザーの大矢光子です。もうすぐ春休みですね。学校から教材や上履きなどを持ち帰ってくるので、モノが増える時期でもあります。子供の部屋にそれらを置く場所はありますか?つい机の上に置いてしまって、たちまちカオスな机になっては大変です。春休みを利用して子供と一緒に見直しをしてみてくださいね。今回は片付け上手な子どもにするコツをまとめました。
定期的な見直し
子ども部屋を与えると初めは嬉しくてお片づけをしますが、時々見直しをしないとあっという間にぐちゃぐちゃになってしまいます。一度や二度、やり方を教えたぐらいで片付けられるようにはなりません。時々に見直しをすることで、すぐに元の状態にすることができますので、月1回でも、学期ごとでも、時間を取って整理のおさらいをしてあげましょう。
机の中を全部出す
引出しの中に入っているモノを全部出します。奥のほうからプリーツ状の答案用紙が出てくるかもしれませんが、グッとこらえて持っているモノの量を把握しましょう。
使う、使わないを分ける
出したモノすべてを、「使う・使わない」に分けさせましょう。ここで不要なプリントを処分したり、足りなくなったモノ(クレヨンやのりなど)を補充します。見直しのたびにこの作業を繰り返すことで、子供自身が使うモノと使わないモノがハッキリとわかるようになってきますよ。
仕切る
牛乳パックや空き箱で仕切ってみましょう。子どもは工作が好きですよね、シールを貼ったりイラストを描いた入り、お気に入りの仕切りケースを作ると、お片付けが楽しいと感じるようになります。
収納する
毎日使う鉛筆やペンは上段、時々使うハサミや定規は中段、ストックしている文具などは下段にとグループで分けておけば、今使うものがすぐ取り出せて、ぐちゃぐちゃになりません。
持ち帰った教材
学校から持ち帰った教材を収納する指定席を作っておきましょう。普段は空きスペースになってもその状態をキープしておけば、急に教材を持ち帰ったときも安心です。指定席が見えていることで、戻す行動が自然と身につくようになります。低学年のうちにこの作業を楽しく繰り返すと、学年が上がるにつれて自分で整理できるようになりますよ。
まとめ
引出しひとつを完成させると、子どもでも「スッキリしている引き出しは気持ちいいものだ」と実感します。すると、「机の上もやってみようかな」「本棚も整理してみようかな」という気持ちが出て、自分から片付けるようになります。
親がやってあげるのではなく見守りながら一緒に整理することが、片付け上手な子どもにするコツですね。
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大矢光子
整理収納アドバイザー・ライフオーガナイザー
上場企業でエグゼクティブの秘書業務に従事。仕事をしながらの子育てや家事の相談を受ける中で片付けに悩んでいる方が多いことを痛感。経験だけでなく理論的に収納を学びたいと思い資格を取得し個人宅の整理作業、セミナー、ブログを中心に活動しています。現在も外資系IT企業で働くアラフィフOL。
ブログ Organizing@home http://koukoblog.exblog.jp/
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