使い切ってスッキリする暮らしへ。「買い物あるある」からはじめましょう【豊洲マガジン】
- 2014/10/14
- インテリアコラム
使い切ってスッキリする暮らしへ。「買い物あるある」からはじめましょう
都会では、スーパーやコンビニエンスストアがいつでも開いています。働くママにも、忙しいビジネスマンにもありがたいですね。
しかし、こうした便利な状況が背景にあることで、実は「なんとなくモノが多い」と感じる暮らしが生まれています。具体的にいうとそれは、使い切らないうちに新しいものを手に入れてしまうという状況のこと。いくつか例にあげて検証してみましょう。
・化粧品やヘアケア製品
基礎化粧品は、使い切ってから補充する方がほとんどだと思いますが、口紅やアイシャドウなどのメイク用品は使い切ることのほうが少ないのではないでしょうか。新色が出れば欲しくなるものですし、それを我慢しなくてはいけないわけではありません。
しかし、使い切っていないからという理由で古いものをいつまでも手元に置いておくと、なんとなくモノは増えていきます。同じ(ような)色を購入したら、古いものは使い切れていなくても手放してみるのはいかがでしょうか。
また、ワックスやムースなどのヘアケア製品は、例えば髪型を変えたので前のものは使い切っていなくても必要なくなるというタイプのものもありそうです「いつかまたストレートヘアに戻すかもしれないから……」のような不確実な予定に合わせてモノを置いておくのはやめましょう。
・調味料や缶詰・瓶詰
ドレッシングや調理用のタレやソースなど、時短料理にも一役買ってくれる便利な食料品が豊富です。以前使って美味しかったからと、お得用サイズを買った途端に味に飽きてしまったなどという経験はありませんか?
比較的賞味期限の長い調味料類や缶詰・瓶詰類も開封後は早めの消費が必要です。定番のものを購入してアレンジして変化を楽しむか、内容量のあまり多すぎないものを選ぶなど、家族の嗜好に合わせて調整しましょう。
また、調味料類は、新しいものを補充するタイミングを決めておくといいでしょう。下から何センチまで来たら補充というように、ラインを記しておいてもいいかもしれません。
・医薬品
医薬品もドラッグストアやコンビニエンスストアなどで手軽に購入できるようになりました。急な体調不良の時にはありがたいですが、気づくと同じ効用の医薬品の飲みかけがいくつもあるということも多いようです。
消費期限をしっかり確認して、古いものは廃棄しましょう。また、マスク、目薬、リップクリームなどは比較的安価なので、油断すると使い切っていない状態で同じものをすぐに購入しがちです。
携帯するものであれば、いつも入れておく場所をしっかりと決めておくことで、重複買いを防げます。
あなたやご家族にとって、なんとなく増えやすいものはなんですか?生活用品や食料品など、身近なものを見回してそれぞれの買い物の仕方の特徴、「買い物あるある」を見直すことで、なんとなくモノが多いという暮らしから一歩抜け出せるかもしれません。
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栗原晶子
整理収納アドバイザー
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクになる、整理収納アイデアを研究・発信中。