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教えるとは、相手から望ましい行動を引き出すこと・豊洲読書会【豊洲マガジン】
- 2013/9/25
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ペットボトルの水をコップに注ぐには?
豊洲マガジン編集部の加藤です。
書店にはいつもおもしろそうな本が並んでいて、どれを選ぶか迷ってしまいますが、自分で選ぶ本は結構共通点があったりします。
ですので、自分では手に取らないような本を紹介してもらうのも楽しみの一つですね。
毎週水曜日は豊洲在住、一般社団法人ビジネス速読協会、内田ひろみさんの豊洲読書会レポートです。
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こんにちは。 豊洲在住、一般社団法人ビジネス速読協会の内田ひろみです。
寒さ暑さも彼岸まで!とはよく言ったものですね。最近、風が冷たくなったな〜と実感します。
先週は、行動科学マネジメントの権威である石田淳氏の「行動科学マネジメント」をご紹介しました。
このブログを読んでくださっている方は、きっと自分のことだけでなく、部下や後輩の行動についても責任を求められていることでしょう。
そのためには、「教える技術」がますます重要になります。
ビジネス速読では、同ジャンルの多読をお勧めしています。
未経験の分野なら入門レベルから専門書レベルまでを短期間に集中して読むことが、専門家の近道になることは間違いありません。
また、複数の著者の意見を取り入れることで、偏った物の見方を解消できます。
それとは別に、私がもう一つお勧めしているのが、同じ著者の本を読むということです。
つまり、今度は「行動科学マネジメント」を自分ではなく他人に活用するには、どうしたらよいか?という切り口で、この本をご紹介します。
「教える技術」石田淳著
▼ご購入の際はこちらから
「教える」とは相手から望ましい行動を引き出すことです。
そして、自分自身が無意識で行っている「知識」と「技術」をきちんと分けて説明することが大切になります。
知識とは、聞かれた答えられること。技術とは、やろうとすればできること。教える内容を「知識」と「技術」に分けることで、指導手順の決定やどこまで教える必要があるか?というったことがはっきりします。
その時、どこまで、行動を分解して説明する必要があるのでしょうか?
石田さんは、子供をお使いに行かせるレベルで「当たり前」と思いがちな細かい事象まで、とにかくピックアップすると言っています。
「ペットボトルの水をコップに注ぐには?」 無意識に行っていることですが、行動を分解すると27のステップに分かれます。
一緒に少し考えてみましょう。
1:ペットボトルを見る
2:ペットボトルに利き手と反対の手を伸ばす
3:4: 5:6:7:8:・・・・・・・・・
27:ペットボトルから手を離す。
答えを知りたいかたは、P190をご確認くださいね(笑)
わたしもこの本を読んだとき、あまりに行程が多くて驚きました。
ですが、まったく行為を知らない、できない人にとって、新しい行動を完璧に再現できるように指導するには、ここまで分解することが必要なんですね。
▼ビジネス速読に興味がある方はこちらのページをご覧くださいね。
内田ひろみ
NLPトレーナー・研修講師
一般社団法人ビジネス速読協会代表理事
人の成長を組織の成長へと直結させるべく、NLPやLABプロファイルと言った 心理学/コミュニケーション手法を取り入れたセミナー・研修を実施。全ての人は、自分自身の中に必要なリソース(資質)を持っています。しかしながら、多くの人はそのリソースに気がつきません。ご自身の能力を高める方法(スキル、テクニック)をお伝えし、自分らしい生き方をする方をサポートしています。最近ではビジネス速読を広め、一人でも多くの方が 読書を通じて豊かな人生を送る1歩を後押ししています。
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人に何かを教えるのには、こんなにも細かい工程が必要なのですね。
行動を分解して考えることを意識してみたいと思います。
同ジャンル多読の必要性がよくわかります。
次の読書会では、どんな本に出逢えるのか楽しみです!
今後の記事作りの参考にさせていただきますので、ご意見・ご感想をご自由にコメントしてください。いいね!もよろしくお願いします!