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仕事を続けるには理由が必要な人々を辞めさせないために!豊洲読書会【豊洲マガジン】
- 2013/12/11
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仕事を続けるには理由が必要な人々を辞めさせないために!
こんにちは。
豊洲在住、一般社団法人ビジネス速読協会の内田ひろみです。
飲食店、コンビニ、スーパーマーケットといったサービス業、医療業界など、多くの職場でアルバイトの皆さんが社員以上に力を発揮されていることは、周知の事実ですよね。
しかし、その一方で、仕事を一通りマスターしてくれたかな?と思うと退職。
新規採用の募集、教育、退職、そして、募集、教育、退職の繰り返しで、店長一人が疲弊してしまう、、、といった職場も多いのではないでしょうか?
まして、アルバイトの皆さんは、学生だったり、或いは、自分より年上の主婦や第2の人生なんて方々も一緒に働いています。
それに、毎朝、全員が顔を合わせるということも少なく、コミュニケーションをとるだけでも一苦労なのではないでしょうか。
今週は、アルバイトの方が自ら自立的に働くお店になるためのヒントが満載の本をご紹介します。
お店・会社が回る! できるアルバイトの育て方
著 :鴨頭 嘉人
「仕事を続けることには理由が必要な29歳以下の人々」
多くの店長は、「なぜ仕事を辞めるのだろ?」と考えることが普通です。
しかし、それが通用しない時代になってきています。
著者は言っています。
従来は、終身雇用が当然で長く同じ環境で働くことが良いこと。
当たり前の美徳と思われていました。
これは、40代以上のみなさんの考えです。
40代の人々は「辞めることに」理由が必要だったのです。
そして、理由がない人は、仕事を続けるのです。
一方の20代の人々は、仕事を辞めることに理由はなく、仕事を続けることには理由が必要なのです。
30代は、そのどちらにも合わせることができる悩める世代です。
ということは、店長は、「仕事を続ける理由」をアルバイトのみなさんに伝える必要があるのです。
「なぜ、辞めるのか?」と悩むのではなく、「辞めない環境や魅了、仕組み作り」が重要になってきます。
人が辞めない環境とは、「自身の居場所がある」と感じられる場所ということです。
つまり、アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー「モチベーション向上の5段階欲求説」で整理すると、第3から第5階層を意識するということになります。
参考までに5段階をお伝えしますね。
第一段階 生理的欲求 生きていくための基本的・本能的な欲求
第二段階 安全の欲求 自分の生存が脅かされない欲求
第三段階 愛と所属の欲求 愛と所属の欲求
第四段階 承認の欲求 自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されること
第五段階 自己実現の欲求 自分の能力・可能性を発揮し、自分をもっと成長させたい、創造的な仕事や活動をしたいという欲求のこと
自分が集団から価値ある存在として認められ、尊重される「承認欲求」が満たされると人は、「自己実現レベル」に向かいます。
そうなると、自然に現場で起こっている問題を自分ごととして捉え、自ら問題解決へと向かう、「自立型人間」へと変貌を遂げていきます。
賞賛(ほめる)と承認は似ていますが、すこし違います。
一言で言えば、賞賛(ほめる)は、良いパフォーマンスを発揮した事象に対してメッセージを送ることです。
一方の承認は、「ありのまま、そのままで価値があること」を伝えることです。
目が合ったときに、にっこり微笑んで笑顔をみせるだけでも、充分に「承認」となります。
「賞賛」と「承認」のシャワーを一緒に働くみなさんに毎日浴びせたいものですね。
そして、そのシャワーを浴びスタッフのみなさんは、必ず「自立型人材」に変貌していくでしょうね。
私も、意識して思ったこと、感謝したいことは口にだして伝えていきたいです。
では、また来週!
追伸1:ダメ店長の15のチェックポイントが掲載されているのですが、店長は自らも成長していかないとダメですね。
追伸2: 3日目、3週間、3か月目は特に重要な時期です。いかにこの時期にアルバイトの皆さんに寄り添って、フォローできるのかが店長の肝と言えますね。
内田ひろみ
NLPトレーナー・研修講師
一般社団法人ビジネス速読協会代表理事
人の成長を組織の成長へと直結させるべく、NLPやLABプロファイルと言った 心理学/コミュニケーション手法を取り入れたセミナー・研修を実施。全ての人は、自分自身の中に必要なリソース(資質)を持っています。しかしながら、多くの人はそのリソースに気がつきません。ご自身の能力を高める方法(スキル、テクニック)をお伝えし、自分らしい生き方をする方をサポートしています。最近ではビジネス速読を広め、一人でも多くの方が 読書を通じて豊かな人生を送る1歩を後押ししています。
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