食器棚を夏仕様にするスッキリポイントをご紹介【豊洲マガジン】
- 2014/6/10
- インテリアコラム
夏の食卓がもっと素敵になる、食器棚収納を検証!
ツルツルッと冷たい麺が食卓に上がる率が高くなってきました。どちらかと言えばそうめんよりそば派の整理収納アドバイザー栗原晶子です。
突然ですが、お宅の食器棚はクールビズ対応していますか? クローゼットは衣替えを済ませ、玄関のシュークローゼットにはサンダルなどが取り出しやすい位置に収納されていることでしょう。しかし、食器棚の中はどうでしょうか。毎日開け閉めするという意味では、クローゼットと同じなのに、季節感を無視したまま使い続けているご家庭も多いのではないでしょうか。そこで今回は、食器棚を夏仕様にするスッキリポイントを考えます。
ポイント1/季節食器を選別する
食器や調理器具にも、季節感があります。食器棚の扉や引き出しを開けて、検証してみましょう。
これからのシーズンに頻度が高くなるもの(例)
・ガラス製の小鉢や皿
・グラスやデキャンタ
・そば猪口
・磁器
・ジューサー
これからのシーズンに頻度が低くなるもの(例)
・鍋や鍋用の小鉢
・陶器
・マグカップ
・卓上コンロ、卓上調理器
これらはほんの一例です。また、季節に関係なく一年を通して使う定番食器もありますね。ご家庭によって使う種類や頻度はさまざまですので、わが家の夏の食卓を頭に思い浮かべながら分類してみましょう。
そして、これからの季節に使う回数が増えそうなものを取り出しやすい位置に移動します。手前と奥を入れ替えるだけで出し入れのしやすさは格段に良くなりますよ。
ポイント2/使っていなかった食器にスポットを当てる
改めて食器棚を見直すと、しばらく使っていなかった食器が出てくるのではないでしょうか。それらを使っていなかった理由を考えてみてください。「取りづらかったから」「お客様用だから」「デザインが趣味に合わないから」など、いろいろありそうです。
取りづらいという問題は、上記でご提案したように入れ替えることで解消出来ます。この器に何を盛り付けようかな?と考えながら整理することで、食卓のマンネリ化も解消できるかもしれません。
お客様用だから使わないのは、ちょっぴり残念。今年の夏からは、自分たちのために使いませんか。食器として使わなくても、花器や小物置きにするなど、別の使い方を考えてみるのもいいですね。
趣味に合わないという理由なら、この先も出番はないでしょう。この機会に手放して、食器棚も気持ちもスッキリしてみませんか。
家族の人数が増えたりすることで、使う食器の種類や傾向も変化していきます。季節感を検証しながら、今のご家庭のスタイルに合ったものかどうかも見直しながら、衣替えならぬ器替えにトライしてみてはいかがでしょうか。
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栗原晶子
整理収納アドバイザー
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクになる、整理収納アイデアを研究・発信中。
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