クローゼットのフォーメーションチェンジで、オシャレも収納も困らない!【豊洲マガジン】
- 2014/9/30
- インテリアコラム
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クローゼットのフォーメーションチェンジで、オシャレも収納も困らない!
ニット帽の季節がやってくるのが楽しみ!整理収納アドバイザー栗原晶子です。
ウォークインクローゼットのあるお宅では、一年を通して衣替えをしないというご家庭も多いそうです。しかし、実際には、季節が変わっても衣類の置き場所を変えずに済ませるのはむずかしいもの。「衣替え」と聞くと面倒なイメージがつきまといますので、「フォーメーションチェンジ」、くらいの気持ちで取りかかりましょう。アラ、言葉は「衣替え」より長くなってしまいましたね(笑)。
「フォーメーション」と言えばスポーツなどで攻めと守りの位置を考える時に使います。衣類だって同じこと。攻めと守り、つまり用途に合わせて位置を入れ替えていくのです。
では、この季節に考えられる衣類にはどんな分け方ができるでしょうか。
・防寒 大・中・小
アウターには、防寒機能の強弱があります。秋冬物を大きくひとまとめにして収納していた人は、この機会に防寒機能の大・中・小などで仕分けると良さそうです。特にお子さんのものなどは、忙しい朝にその日の気温や天気ですぐに着替えたり、持たせたりできるようにしておきましょう。
・色と素材
秋はオシャレを楽しみたい季節でもあります。同じ色や素材でまとめて、トータルコーディネートしやすい秋冬ものでフォーメーションしましょう。この時、持っているけど似合わない色のもの、流行り廃りを感じるものについては、よく吟味して不要なものは処分するよう心がけると、かさばりやすい秋冬ものの衣類整理に役立ちます。
・室内用を増やさない
たとえば毛玉が目立ち外には着ていきたくないニット、気づいたら何枚も持っていたひざ掛けなど、室内用の衣類・生活雑貨は、増えてしまいがちです。二軍落ちしたものもあるかもしれません。お勤めをしている方なら、部屋着を着る時間や回数は限られていますし、そもそも室内だからといって二軍のものだけを着ているのもどうかと。
ラクと気を使わないことは似て非なるもの。室内用の量を再検討するとともに、普段使いできるものとして、専用のカゴなどに入れて出し入れしやすい収納をこころがけましょう。
「衣替え」をしないと見直しの機会が減ってしまい、結果的に必要のないものまで保管しておくことに。夏物と秋冬物の「フォーメーションチェンジ」をすれば、「収納が足りない」と嘆いていたお宅の中に新たなスペースが生まれるかもしれません。
さわやかな秋の気候のうちに、ぜひトライしてみてください。
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栗原晶子
整理収納アドバイザー
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクになる、整理収納アイデアを研究・発信中。
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