夏を快適にお洒落に過ごすために。インテリアのコツ
- 2015/7/7
- インテリアコラム
夏用のお洒落なラグの選び方
こんにちは。インテリアコーディネーターの小島真子です。
今日はインテリアのコツとして、“ラグ”についてお話ししたいと思います。
「すっきりした雰囲気が良くて、ラグは敷いていません」「掃除がしやすい為、フローリングのままです」とおっしゃる方も多いですよね。
特に夏はなんとなく暑苦しく見えるという方もいますが、実は素材によってラグを敷くだけで涼しく過ごせたりもするんです。例えば、竹製やウール素材などは夏にもおすすめ。ウールは呼吸する素材なので冬暖かく、夏涼しいという優れものです。
今までラグを考えていなかった方へラグをおすすめする理由として、ラグの役割りをご紹介しましょう。
ラグの役割
◆保温の効果
床からの冷気を遮断、お部屋の断熱効果(物により、涼しさも調整可能)
◆空気清浄の効果
埃などを舞い上がらせにくいという効果
◆消音の効果
生活音を和らげるだけでなく吸収してくれる効果/ 遮音性、音の吸収性
◆クッションの効果
転倒防止、転倒時の衝撃や歩く音などを吸収
◆ゾーニングの効果
(1つの空間のエリア部分をラグで仕切ることで)視覚の錯覚で空間を広く見せる
ところで、ラグを購入する時、ラグのサイズってどんなふうに決めていますか??
私はコーディネーターになる前はなんとなく値段となんとなく大きさのイメージをして、なんとなく購入していました。(笑)
なので、ちょっと大きかったり、クローゼットを開ける際に邪魔になったりとか。頻繁に購入するものではないのに、失敗していました。
大きさのコツ
その空間で誰が何をするか? 利用する人数? ソファーや椅子中心の空間か? 等の生活シーンを具体的に思い浮かべてサイズを決定します。お部屋の広さやどんな家具をどこに置くのかということも重要なポイントです。空間や家具を正確に測って最適なサイズを考えましょう。サイズがあったラグは、役割も果たしてくれるほか、見た目的にもしっくりきます。
素材のコツ
使う場所やその目的によって素材やテクスチャーの選び方も変わります。加工の仕方やデザインによって肌ざわりや質感も変わります。
下記は素材を選ぶポイントの一例です。
◆ダイニング
食べこぼしによる汚れ対策として、ナイロン製など汚れにくい素材、テクス チャーはあまり厚みのないループや平織りタイプ
◆ベッドルーム
ベッドから立ち上がった時に、足元があたたかいように毛足が長いタイプや、リラックスできるように肌触りの良いタイプ
◆リビングルーム
ゆったりとくつろげるように肌触りの良いタイプ、クッション性を重視したり、装飾を主としたタイプ
◆キッズルーム
掃除がしやすい様に毛足が短いタイプ、衝撃を和らげるため厚みがあるタイプ
平織り —
家具の押し跡がつきにくいので、家具の下へ敷いて。
カット—
毛足の長いものと短いものがあり、主にフロアライフに向きます。
ループ—
家具の下へ。床に直接座る使い方に向きます。
また、機能性ラグとして、再生資源を利用した素材を使用していたり防ダニ効果、消臭機能(生活臭やたばこ臭)、アレルゲンの働きを抑制するアレルバスター加工のモノも人気です。
置く場所や目的なども考慮した上で、素材、大きさ、デザインなどを選ぶことがラグを選ぶポイントとなります。ぜひ参考にしてくださいね。
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小島真子
ラフ・スタイル代表/インテリアコーディネーター
フリーのインテリアコーディネーターとして活動。各種メディアへの掲載実績あり。法人・個人のインテリアコーディネート業をはじめ、セミナー講師、執筆活動、コンサルティング他、企画やメディア協力等でも幅広く活動中。
http://www.laugh-style.jp/
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