いまさら聞けない「キッチン収納の基本」【豊洲マガジン】
- 2014/11/25
- インテリアコラム
いまさら聞けない「キッチン収納の基本」
こんにちは。整理収納アドバイザーの大矢光子です。先日キッチンの収納セミナーをさせていただいたのですが、「調理器具がうまく収まらない」「出し入れが大変」とお悩みの方がたくさんいらっしゃいました。キッチンの限られたスペースを上手に活用できていない人は多いようですね。
そこで今回は調理器具の基本的な収納法をご紹介します。なかなかキッチンが片付かずに悩んでいる方は是非参考にしてみてくださいね。
基本1:収納する量を決める。
そもそも調理道具が多いとキッチンを片付けることが出来ません。たとえば、しゃもじが3本あっても3本全部は使いませんよね?
調理をするときに、「自分はいくつあればいいのかな?」と目安になる数を決めて、必要最小限の調理道具だけを置いてみましょう。
もし足りなければ増やしたり、多ければ減らしたりして、自分に合った量を決めましょう。
一度決めたらそれ以上増やさないと意識すると、いつもスッキリしたキッチンをキープすることが出来ますよ。
基本2:調理の動きに合わせて収納する。
自分がどこで何をするのかを意識して収納します。たとえば、野菜を洗うときに使うザルやボールはシンク下に、炒めたるときに使うフライパンはコンロ下に収めます。
こうすると無駄な動きがなくなり家事の時短につながります。反対に収納場所が合っていないと、しまうのが面倒になって出しっぱなしになってしまいます。
もし出しっぱなしのモノがあるとしたら収納場所が動きに合っていない証拠。「なにをするときに使うもの?」と考えると、簡単に収納場所が見つかりますよ。
基本3:毎日使うものを優先する。
小さな調理器具は引出しに収納します。このとき注意するのは、「毎日使うものを優先して収納する」こと。
毎日使う計量スプーンや計量カップは使いたいときにすぐに取り出せるよう一番上の引き出しに収納します。
たまにしか使わない栓抜きや泡だて器が一緒に収納されていると、使いたいときに絡まったりして取り出しにくいですよね。取り出しているあいだに火にかけていた食材が焦げてしまった、なんていう経験はありませんか?
小さなストレスが大きなストレスにならないよう、毎日使うものだけを収めるように意識しましょう。
年末の大掃除も近づいていますね。この機会に3つの基本を意識して調理器具の置き場所を見直してみてくださいね。
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大矢光子
整理収納アドバイザー・ライフオーガナイザー
上場企業でエグゼクティブの秘書業務に従事。仕事をしながらの子育てや家事の相談を受ける中で片付けに悩んでいる方が多いことを痛感。経験だけでなく理論的に収納を学びたいと思い資格を取得し個人宅の整理作業、セミナー、ブログを中心に活動しています。現在も外資系IT企業で働くアラフィフOL。