「子どもが片付けをしない」の原因は?整理収納のコツ【豊洲マガジン】
- 2015/5/12
- インテリアコラム
片付けを通して、子どもの自主性を育てましょう
豊洲マガジン編集部です。
こんにちは。インテリアコーディネーターの小島真子です。
今日は、「子どもが片付けしないんです」とおっしゃる方のご相談にお答えしたいと思います。
「学校や保育園ではお片付けができているのに、どうして家ではできないんだろう??」「どうしたら学校と保育園などと同様に片付けができるのかしら?」というご相談をよくいただきます。
皆さまのお話しを聞くと、何回も言っても仕方がないので、結局親が片付けてしまっているとのこと。親がやってしまうと、子どもに片付けの習慣化は生まれません。私の場合、子どもには、自分のできることは自分でしなさいと徹底して、手出しをしません。手出しをしないというのは、子ども自身に考えさせて、行動させるということです。
そうすることで、疑問に思ったことを聞く前に、自分で解決しようと努力する姿を見せるようになりました。それが必ずしも正解ではありませんが、わからないなりに自分で考えたことを行っていたので感心してしまいました。このように、子どもが片付けられる環境を親が作ることにより、子どもの自主性が育っていきます。
自分で考えるという力を使わせてあげることにより物事を理解できるように成長するのではないでしょうか。また、子どもが小さくても、自分の好きなインテリアで楽しめばいいのです。自分の好きなインテリアをベースに、子どものことを考えれば良いだけの話。子どもに壊されちゃったり、落書きされちゃったりしてもその機会を楽しめばいいのです。それらをインテリアとして楽しめる時期って限られています。もちろん、防げることは防いでもいいんですよ。白いソファが好き→子どもが小さくて落書きが気になる→カバー付きのものにして洗濯ができるものにしようと考えてみてはいかがでしょうか。
「子どもが片付けをしない」という方も、まずは手を出さず、お子様の自主性に任せてみてはいかがでしょうか?
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小島真子
ラフ・スタイル代表/インテリアコーディネーター
フリーのインテリアコーディネーターとして活動。各種メディアへの掲載実績あり。法人・個人のインテリアコーディネート業をはじめ、セミナー講師、執筆活動、コンサルティング他、企画やメディア協力等でも幅広く活動中。
http://www.laugh-style.jp/
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