整理収納アドバイザーに聞く! 冷蔵庫の整理収納を徹底研究【豊洲マガジン】
- 2014/5/27
- インテリアコラム
梅雨入り前にチェック! 家事がラクになる冷蔵庫収納
夏日を観測する日も増えてきましたね。こんにちは、整理収納アドバイザーの栗原晶子です。
気温や湿度の上昇に伴い、気をつけたいのは食品の衛生管理です。これからの時季、特に大活躍するのが冷凍冷蔵庫ではないでしょうか。そこで、今回は梅雨前に見直しておきたい冷蔵庫の整理収納について考えていきましょう。
はじめに、冷蔵庫に関する次の10個の質問にYes、Noで答えてください。
(1)扉を開けたときに、モノがぎっしり詰まっていて庫内の壁が見えない。
(2)形やサイズがバラバラの保存容器がたくさん入っている。
(3)半年以上開けていない(食べていない)瓶詰めや調味料がある。
(4)しょうゆや納豆のタレ、カラシなど、小袋が溜まっている。
(5)同じカテゴリーのものが庫内で分散して置かれている。
(6)冷凍庫内に食品を平積みしている。
(7)冷凍庫内に保冷剤が5つ以上入っている。
(8)野菜庫では特に鮮度を気にせず野菜を詰めている。
(9)買い物をするときに、「あれあったっけ?」と冷蔵庫の中身を思い出せないことがよくある。
(10)冷蔵庫や冷凍庫の扉(引き出し)を開け閉めする回数が多い。
Yesはいくつありましたか?6つ以上の方は、すぐにでも冷蔵庫のお片づけを始めたいですね。3~5つの方は、黄色信号です。無駄なくスッキリ使えるよう心がけましょう。2つ以下の方も、今以上に使いやすさを意識するといいですよ。
では、具体的な冷蔵庫の整理収納ポイントを見ていきましょう。
・詰め込み注意!
冷蔵、冷凍とも詰め込み過ぎに気を付けましょう。しょうゆやタレの小袋や保冷剤など、「念のため」で取っておくものは、保存しておくべき数を決め、ケースに入れるなどして増えすぎを防止してください。
・立てて、揃えてスッキリ!
深さのある冷凍庫では、食品を平積みせずに仕切りやケースを使って、立てて収納すると中身がわかりやすく、取り出しやすくなます。また、保存容器は丸型や角型を混在せず、なるべく形を揃えたり、スタックできるタイプのものを選ぶと、スペースを有効に使うことができます。また、庫内では同種類の食品・食材や、一緒に使うものをトレーやケースにまとめると、ケース毎出し入れ出来て調理や食卓の支度がスムーズになります。
・賞味期限を意識する!
賞味期限を意識することは、庫内の整理につながります。瓶詰や冷凍品など、比較的賞味期限の長いものは半月に1度など、チェック日を設けると良いでしょう。
・保管ポジションを決める!
週末にまとめてお買い物をするご家庭も多いと思います。買ってきたものをとりあえず詰め込むのではなく、冷蔵庫の中で食材の保管ポジションを決めておくといいですね。なんとなく決まっているという方も、一度改めて見直してみることをオススメします。そして、家族でそのポジションを共有することも大切です。パパのビールはココ、お子さんのアイスキャンディーはココ、ママがお弁当を作るときに使う定番食材はココ!と決めておけば、ママのお手伝いもお願いしやすくなることでしょう。
冷蔵庫を開け閉めする回数や時間が減らせれば、電気代の節約にもなりますね。冷蔵庫が大活躍する季節を前にした今こそ、スッキリ使いやすい冷蔵庫収納に目を向けてみてください。
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栗原晶子
整理収納アドバイザー
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクになる、整理収納アイデアを研究・発信中。
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