「片づけをどこからはじめたらいいかわからない」という方はリビングから【豊洲マガジン】
- 2014/6/24
- インテリアコラム
片づかない人は、リビングテーブルからはじめましょう!
食後のお茶はリビングでいただきます。整理収納アドバイザー栗原晶子です。
「片づけをどこからはじめたらいいかわからない」と言われることがよくあります。忙しい日々の暮らしの中で、キレイにしたい、使いやすくしたいと気になる場所はいくつもあって、結局どこにも手がつけられないというのが実情のよう。
そんな方にオススメしたいのが、リビングです。もっと限定してしまいましょう。リビングテーブルの上からはじめましょう。
1.今、お宅のリビングテーブルの上には、何が置かれていますか?
リモコン、マグカップ、読みかけの新聞、ダイレクトメール、メガネ、菓子、携帯電話etc.ここに例を書き出したように、テーブルの上に置かれているものを声に出してチェックしてみてください。モノを重ねて適当に置いているご家庭では、一つずつチェックしていくと、「エッ、これ、ここにあったの?」などという探し物が出てくるかもしれません。
2.本来あるべき場所が決まっていますか?
1.でチェックしたモノは、本来リビングテーブルにあるべきものですか? これらをもともと収納する場所が決まっていたモノと、決まっていないモノ、リビングテーブルにあるべきモノとに分けてみましょう。テーブルの上ではなく、床の上にシートや布を敷くなどして、一つずつ分類してみてください。
3.本来あるべき場所に戻しましょう
2.で分けたものの中から、本来あるべき場所が決まっているものは、戻していきましょう。ここで注意したいのは、その場所が適切かどうかです。いつもしまえず出しっぱなしになっているのは、「しまいにくい場所だから」、「たいていリビングで使うものだから」など、理由があるのかもしれません。その場合はしまいやすい場所を新たに考えると良いでしょう。
4.なんとなく、を無くしましょう
収納する場所が決まっておらず、なんとなく置いているものがあると、テーブルの上はすぐにただのモノ置きになってしまいます。「どうしてここに置いたのか」と考え、理由なく置いていたものは、この機会に収納する位置を確定しましょう。
5.数を限定しましょう
テーブルの上に置くものの数を数点に限定しましょう。そしてバラつきがちなものは、トレイやスタンドなどを利用してスッキリ収納しましょう。例えば、リモコンとメガネはスタンドに立てる、新聞や雑誌はマガジンラックをサイドに置くなど、手軽にまとめることを意識するだけでもスッキリした空間は作りだせます。
10あるものを0にしようとするのは、ハードルが高いもの。また実際にリビングでよく使うものを無理やり移動して0にしても、同じようにすぐ片づかなくなったり、別の場所が散らかる原因にもなりかねません。
家族の持ち物が混在している場合も、1から4の手順で、見直し、リビングテーブルに置くものを限定してください。
なぜリビングからはじめるのでしょうか。それは、リビング=(イコール)家族が集い、くつろぎの時間を共有する場所であって欲しいからです。さっそく、今日から見直してみてくださいね。
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栗原晶子
整理収納アドバイザー
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクになる、整理収納アイデアを研究・発信中。